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映画『破果』のミン・ギュドン監督、「イ・ヘヨンに会うやいなや運命的だと感じた」

2025年03月28日

「イ・ヘヨンさんに会うやいなや、運命的だと感じた。生きてきた痕跡とエネルギー、オーラが伝わってきた。まるで長い間『破果(原題:파과)』を準備してきたような感じだった」
映画『破果』を演出したミン・ギュドン監督は27日、ソウルのロッテシネマ建大入口(コンデイック)で開かれた制作報告会で、主演俳優のイ・ヘヨンとの初対面を回想しながら、「(映画の中のキャラクター)“チョガク”を具現したようだった」と述べた。
5月1日に公開されるこの映画は、伝説的な60代女性の殺し屋チョガク(イ・ヘヨン)と、若い男性の殺し屋トゥウ(キム・ソンチョル)の対決を描いた作品だ。ク・ビョンモ作家が書いた同名のベストセラーを原作にした。
小説のファン層がしっかりしているうえ、既存の韓国映画でなかなか見られなかった年配の女性キラーが登場し、制作段階の時からキャスティングに関心が集まった。映画ファンらの「仮想キャスティング」で最優先順位に挙げられていたイ・ヘヨンが、実際にチョガク役を務め、話題となった。
イ・ヘヨンは、「私と似た年齢層の名俳優は多いのに、どうして私を選択したのか考えてみた」とし、「きっと、ボトックスを打っていなくて自然な老け顔だからキャスティングされたのでは」と笑った。
殺人請負業者「神聖防疫」の新たなエースであり、チョガクを追うミステリアスな殺し屋トゥウ役には、キム・ソンチョルが指名された。
ミン監督はキム・ソンチョルについて、ミュージカルの舞台で見せるカリスマとパフォーマンス、エネルギーがすごい」とし、「トゥウは過度に男性的な人物ではないが、キム・ソンチョルはまだ美少年のような感じがあり役柄に合った」と説明した。
普段からアクションものに挑戦してみたかったキム・ソンチョルは、ミン監督が渡したシナリオを読んで、悩むことなく出演を確定した。しかしアクションが荒く、ロングテイク(長い分量の場面を編集なく一度に撮影すること)も撮影現場で苦労したと、振り返った。
キム・ソンチョルは、「トゥウの初登場シーンは5回ほど撮ればいいと思っていたが、監督が『OK』をしてくれなかった」とし、「結局、計17回同じシーンを撮影した」と振り返った。
アクション演技に挑戦するのに恐れがあったというイ・ヘヨンは、撮影中にケガしたりもしたと明かした。
彼女は、「武術監督とスタント俳優がいなかったら、こんなシーンが出てくることはできなかった。編集もとてもうまくいった」と述べた。
リアルなアクションのおかげで『破果』は、先月のベルリン国際映画祭のベルリナーレスペシャル部門で上映された後、海外のメディアから「銃の代わりに刀を持ったジョン・ウィックを想像すればいい」などの好評を引き出した。
ミン監督は、「老化と人生に関する省察が盛り込まれている」というある海外メディアの評を紹介し、『破果』は、単純にアクションに重点を置いた映画ではないと強調した。
彼は、「『破果』では人物たちが心身共に戦う。体と心が戦うのは、本当の戦いだと思う」とし、「その結果、観客は人間の生き方を見ることになり、感情的な余韻も長く感じるだろう」と自信を示した。

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