KBS WORLD

一人芝居「ジキル&ハイド」、開幕…チェ・ジョンウォンやコ・フンジョンらがキャスティング

2025年03月12日

一人芝居「ジキル&ハイド」が開幕したと、公演制作会社Gleam Companyが明らかにした。
演劇「ジキル&ハイド」は、ミュージカルとしてもよく知られたロバート・ルイス・スティーヴンソンの原作小説「ジキル博士とハイド氏」を一人芝居形式に再解釈した作品だ。
原作の主人公である“ジキル”ではない、彼の友人“アターソン”の視点で物語を再構成し、ジキルとハイドの間の秘密と葛藤、これによる事件を新しい視点で表現する。
今回の演劇の劇作家であるゲーリー·マクネアは最近、スコットランドで最も活発に活動する作家であり、俳優として人間の内面のねじれと二重的アイデンティティについて、滑稽な解釈と共に膨大で複雑に絡んだ古典を1人の叙述者が導いていく現代劇に再誕生させ、昨年1月にエジンバラで初披露された。
演劇「ジキル&ハイド」は、華やかなスペクタクルを見せるミュージカルとは異なり、原作が持つミステリアスなドラマや人物の内的葛藤、スリラージャンルの緊張感ある流れ、人間本来の本性が何かを見せることに比重を置いていると、制作会社側は説明した。
舞台上では最小限の装置や小道具のみを使用し、登場人物の心理を象徴的に表現するとともに、観客と対話するような語り手と聞き手の形式を取り入れた。 これにより、観客は主要な語り手として登場する「アターソン」の視点を追いながら、作品に没入できるようにしたという。
“アターソン”役にはチェ・ジョンウォン、コ・フンジョン、ペク・ソクグァン、カン・ギドンが出演し、4人4色の一人芝居の舞台を披露する。
チェ・ジョンウォンは、1989年にミュージカル「野郎どもと女たち」でデビューした韓国ミュージカル界の伝説として、1月の「第9回韓国ミュージカルアワード」の授賞式で、ミュージカル「ヘイディズタウン」のヘルメース役を演じ、助演女優賞を受賞した。
コ・フンジョンは、オーディション番組で優勝した「Forte di Quattro」のメンバーで、唯一の博士を素材にしたミュージカル「スウィングデイズ_暗号名A」、「ゴーン・トゥモロー」、「もしかしたらハッピーエンド」などで活躍した。
またペク・ソクグァンは、演劇「ジョージア・マクブライドの伝説」、「アマデウス」、「ハムレット」などで実力を認められた正統演劇俳優で、「第56回百想芸術大賞」の演劇部門の男性最優秀演技賞を受賞した。
カン・ギドンは、ミュージカル「ショーマン」やドラマ作品など、舞台とブラウン管を行き来しながら個性の強いキャラクターを見せた。
演劇「ジキル&ハイド」は5月6日まで、ソウル・鍾路(チョンノ)区大学路(テハンノ)TOM2館で公演される。

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事