昨年夏の公開当時、韓国アニメーションとしては異例の観客123万人を動員した人気映画『愛のハチュピン（原題：사랑의 하츄핑）』が、ファンタジーミュージカルとして新たに生まれ変わった。

今月8日、ソウル・オリンピック公園のウリ金融アートホールで開幕したミュージカル「愛のハチュピン」は、「キャッチ！ティニピン（原題：캐치! 티니핑）」シリーズの主人公である「エモーション王国」のプリンセス・“ロミ”とティニピンの中で「トップ」とされる“ハチュピン”が出会う物語を描いた。

「キャッチ！ティニピン」は、2020年3月から2021年4月までKBS2TVで放送されたテレビアニメーションシリーズで、『愛のハチュピン』はこの世界観を拡張した劇場版映画だ

ミュージカル「愛のハチュピン」は、華やかな大型舞台セットや衣装チェンジ、アナログ的感性を込めた影絵劇をはじめ、3Dホログラム、映像、大型構造物で演出された人形などで構成されている。
さらに、ラスベガスのマジックチームが制作した空を飛ぶフライングボートや、主人公が空へ舞い上がるラストシーンが圧巻だと制作会社は説明した。

特にイ・ウンギョルマジシャンが作品の総演出を担い、ロミ姫が一瞬で衣装を着替えるなど、迫力のあるマジックを披露する。

幻想的なマジックで映画のシーンがリアルに再現されたファンタジーミュージカル「愛のハチュピン」は、来月16日までソウル・松坡（ソンパ）区のオリンピック公園内にあるウリ金融アートホールで公演される。