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今夏の劇場界を制する作品は?

2024年07月22日

劇場界の最大のオンシーズンに挙げられる夏場を狙って韓国映画が続々と公開されている。
この状況の中で『ハイジャック(原題:하이재킹)』は約170万人、『ハンサムガイズ(原題:핸섬가이즈)』は140万人、『脱走(原題:탈주)』は160万人を動員した。
『ハンサムガイズ』は、損益分岐点(110万人)を突破。『脱走』は、ボックスオフィスの1位に復帰し、損益分岐点(200万人)に近づいている。
今夏の映画の中で、最も巨額の製作費(185億ウォン)が投じられた『脱出:PROJECT SILENCE(原題:탈출: 프로젝트 사일런스)』(以下、“脱出”)も公開された。故イ・ソンギュンさんの遺作で大規模災難映画ということで公開前から注目を浴びていた。
また今月31日に公開を控えるチョ・ジョンソク主演のコメディー映画『パイロット』も、今夏のヒット作となるか注目されている。
同作がヒットするには、1週間前に公開されるマーベルスタジオの新作『デッドプール&ウルヴァリン』は越えなければならない。
『デッドプール&ウルヴァリン』が公開初週、どれだけたくさんの観客を集め、話題となるかによって、『パイロット』のオープニングスコアが決まるものとみられる。2つの映画はここ数日間、前売り率1位の座をめぐり接戦を繰り広げている。
配給会社の関係者は、「マーベルは最近、下落傾向にあるが、“デッドプール”と“ウルヴァリン”が1つの映画に出てくるという点で、長年のマーベルファンの郷愁を刺激するかもしれない」とし、「最近、『デッドプール&ウルヴァリン』チームが訪韓する前に公開したフッテージ(本編の一部を編集した映像)の上映会でも、映画界の関係者たちから非常に良い評価が出ていた」と伝えた。
そしてチョン・ドヨン、イム・ジヨン、チ・チャンウク主演の『リボルバー(原題:리볼버)』(8月7日)を皮切りに、故イ・ソンギュンさん、チョ・ジョンソク主演の『幸せの国(原題:행복의 나라)』、ヘリ(Girl’s Day)主演の『ビクトリー(原題:빅토리)』(8月14日)なども相次いで公開される。
ユン・ソンウン氏は、「『パイロット』としては容易でない争いになるだろう」と予想しながらも、「俳優チョ・ジョンソクの魅力が極大化された映画だというのが強みだ」と述べた。

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