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RIIZE、「成功を語るのはまだ早い」

2024年07月01日

「RIIZEを一つの楽器よりは、フルバンド(Full Band)で表現したい。メンバー各自の魅力があるように、バンドの楽器たちが合わさって出すシナジーがRIIZEのそれと似ていると思う」(アントン)
RIIZEはこの9か月間、K-POP市場で最も“ホットな”ルーキーで、“SMエンターテインメントの新人ボーイズグループ”という名にふさわしい活躍をした。
昨年9月に「Get A Guitar」でデビューした彼らは、スラリとしたルックスや身長、聴きやすい“エモーショナルポップ(Emotional Pop)”という独自のジャンルを全面に出し、あっという間に巨大なファンダムを構築することに成功した。
RIIZEはこれにより、デビュー曲「Get A Guitar」や「Love 119」などをヒットさせ、9月に意味深いデビュー1周年を控えている。
先月17日、1stミニアルバム『RIIZING』とタイトル曲「Boom Boom Bass」でカムバックし、活発に活動中のRIIZEにインタビューした。
メンバーたちは、「RIIZEはどんな楽器になりたいか?」という質問に、お互いのシナジーを合わせて出す“フルバンド”という返事を出した。
ソヒは、「多様な音を出せるグループになりたい」と述べた。
RIIZEは、ギター(Get A Guitar)、サックス(Talk Saxy)、ベース(Boom Boom Bass)など、楽器を素材に楽曲を解いていく、独特なストーリーテリングを披露した。
ソンチャンはこれについて、「楽曲ごとに楽器という主題とコンセプトを持って、他の話を作りだすことができるということをお見せしたかった」とし、「楽器でメンバーたちがひとつになり、お互いに共感するストーリーもまた特別だった」と述べた。
ウォンビンもまた、「多様な楽器コンセプトと、その中で作られたストーリーでRIIZEだけの色がよりいっそう明確になり、魅力のある楽曲が出てきた」と述べた。
メンバーという楽器でRIIZEというハーモニーを作り出す彼らは、どのような“絵”を夢見ているのだろうか。
ソヒは、「僕たちを絵で表現すると吹き荒れる嵐のようだ」として、「僕たちの情熱を表現しようと、このように選んでみた。これは、ファンコン(ファンコンサート)『RIIZING DAY』のコンセプトでもある」と説明した。
激しいK-POPステージでRIIZEは、ソヒの表現のように嵐のような人気を誇った。音楽番組であれ、大学祭であれ、メンバーたちが登場する場所には、雲のような人波が押し寄せ、アルバム販売量は100万枚を軽く超えた。メンバーたちにRIIZEの人気の秘訣は何かと単刀直入に尋ねた。
ショウタロウは、「最近、メンバーと『成功とは何だろうか』と話したが、成功の基準と秘訣は判断しにくいようだ」とし、「いつかコンサートとステージをしながら、自然と『僕たちも成功したんだな』と感じる瞬間が来るのではないだろうか。まだ成功したとは言い難く、もっと頑張らなければならない」と答えた。
ウンソクは、「これから引き続き、一生懸命活動しながら、絶えず成長していくならば、いつかは成功に対する答えが出ると信じている」とし、「現在は、最善を尽くそうという誓いが一番大きい」と述べた。
RIIZEは、デビュー以来、「Get A Guitar」、「Love 119」、「Impossible」など、聴きやすくも洗練された感性の楽曲を出し、ファンと大衆を惹きつけた。
ウンソクは、「僕たちの楽曲は楽しくて明るい音楽が多いので、散歩する時にピッタリだと思う」とし、「特に、夕方の涼しい風に吹かれながら聴くと疲れが取れるのではないかと思う」と紹介した。
ショウタロウは、「『Siren』、『Boom Boom Bass』、『Impossible』は、出勤途中やお昼休みなど、モチベーションが必要な時におすすめする」とし、「『One Kiss』は仕事帰りに、『Love 119』や『Honestly』のような穏やかな楽曲は、明け方に聴いてもいい」と述べた。
それと共に今回の新譜について、「楽曲一つひとつの雰囲気が異なり、RIIZEの“エモーショナルポップ”をよりいっそう楽しむことができると思う」とし、「特に、今回のアルバムの収録曲でファンコンまでしていて、意味深い。“BRIIZE”(RIIZEのファンダム)との新しい思い出ができてうれしい」とも述べた。
RIIZEは、5月のソウル公演を皮切りに東京、メキシコシティ、ロサンゼルス、香港、台北など、世界各地を回るファンコンツアーを開いている。ライズはデビュー1周年となる9月、“K-POPの聖地”と呼ばれるソウル・オリンピック公園KSPO DOME(体操競技場)でツアーのフィナーレを飾る。1万人以上収容できるKSPO DOMEに、デビュー1年目にして足を踏み入れるという成果を上げたのだ。
ソンチャンは、「韓国国内でファンコンをした時、両親が来たせいか、涙が出た。韓国の公演では、いつもたくさんの感情が交差しながら胸がいっぱいになる」とし、「海外の公演では、言い表せないほどの情熱を感じエネルギーをたくさんもらう。特に、メキシコでもらったパワーは今も衰えていない」と振り返った。
ウォンビンは、「海外公演でエネルギーがすごかったことを思い出す」とし、「韓国語の歌なのに、すべての楽曲をみんな一緒に歌っていた外国のファンたちの姿に感動した」と述べた。
今回のインタビューは、RIIZEが世界最大ストリーミングプラットフォームSpotify支援の「RADAR ARTIST」に選定されたことをきっかけに実現した。RIIZEは今月10日、ソウルのmusinsa garageでファンイベント「RADAR Radio Live」も開く。
ショウタロウは、「“RADAR ARTIST”に選ばれ、世界のリスナーにグループを知らせる機会ができて感謝しているし、幸せだ」とし、「今、ファンコンでいろいろな国に行って公演するように、機会があれば、もっとたくさんの国に行って“BRIIZE”に会いたい」と感想を明かした。
「これからも成長し続け、昇っていくのが目標。もちろん、大変で厳しい瞬間もあり、“成長グラフ”がずっと上だけに向かうことは難しいかもしれないが、結果的にはさらに高く上がれることを証明したい」(アントン)

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