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短編映画『夜釣り』主演のソン・ソック、「観覧料1千ウォンのスナックムービー、試み自体が成果」

2024年06月17日

「観客が“スナックムービー”が出たということを知っているだけでも、映画界に活力になれると思う。このような挑戦をしたこと自体が非常に大きな成果だと思う」
ムン・ビョンゴン監督の短編映画『夜釣り(原題:밤낚시)』の製作と主演を担った俳優のソン・ソックが、製作会社の「Stannum」を通じて、この作品上映が持つ意味についてこのように述べた。
『夜釣り』は、ある男性が電気自動車の充電所で経験する謎の事件を描いた約13分の長さの短編で、CGVでチケット価格は1千ウォン(約114円)に設定し、14日から上映されている。 短編映画を長編映画のように等級分類し正式に上映するのは、今回が初めてだ。
ソン・ソックは、「時間は短いが長編映画と似た面白さを感じられる親しみやすい映画だというのが、(これまでの短編映画との)最も大きな違いだ」と強調した。 彼は、このようなコンテンツの性格を見せることができる用語は何かと考えた結果、“スナックムービー”という言葉が思い浮かんだと述べた。お菓子を食べるように短い時間で映画を楽しむという意味だ。
ソン・ソックは、「劇場でわずか10分を過ごすという新しいエンターテインメントだから、その経験自体を楽しんでほしい」とし、「スナックムービーという新しいコンテンツが、劇場街に活力を吹き込むことを願う」と伝えた。
「今は劇場が変化しなければならない時期だということは確かだ。2時間の伝統的なフォーマットを維持しつつも、劇場のイメージも多角化すべきだと思う。第2、第3のスナックムービーがこれからも出てきて、人々が『劇場に行くのが楽しい』と感じるようになるのが一番大きな目標だ」
『夜釣り』は、ソン・ソックが今年1月に製作会社「Stannum」を設立した後、初めて披露する映画でもある。 普段から親交があったムン監督と長編映画製作を準備していたところ、現代自動車から「自動車の視線」を主題にしたコンテンツ製作を提案され、共同製作者として名を連ねることになった。
ソン・ソックは、「私が製作する作品が、こんなに早く出てくることになるとは、想像もしていなかった。この上ない幸運だ」とし、「『夜釣り』を作り、製作と創作のすべての過程が容易ではないということを改めて学んだ」と振り返った。
この作品は、現代自動車の「IONIQ 5」に装着されたカメラの視点だけで撮影する独特な方式で演出された。警察が被疑者を逮捕する時など任務遂行の過程で主に着用する“ボディーカメラ”に着眼したムン監督のアイデアだという。
ソン・ソックはアングルが決められた状態で、俳優と物を撮影するのが容易でなかったとしながらも、「このような撮影の制約があったからこそ、斬新な素材が出てきたと思う」と述べた。 彼はまた、『夜釣り』は現代自動車と共に作った作品だが、広告のためのコンテンツとして感じられないことを願ったと強調した。
ソン・ソックは、「現代自動車が果たして、われわれが構想したコンテンツと契約してくれるか心配したりもした」とし、「しかしアイデア会議を経て、その方々も私と同じくらい新しいことに挑戦したがっているということを感じた」と述べた。

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