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『ハンサムガイズ』主演のイ・ソンミン、「外見に気を使った」

2024年06月14日

ドラマ「財閥の末息子」で重厚感あふれるチン・ヤンチョル会長を演じた俳優イ・ソンミン(55)が、下品な悪口をやたらと吐き出す険相な男として帰ってきた。 26日に韓国で公開されるナム・ドンヒョプ監督の『ハンサムガイズ(原題:핸섬가이즈)』でだ。
「今回は特に外見に気を使った。あるドキュメンタリーでイノシシのハンターを見たことがあるが、そんなスタイルにできればと思い監督に提案した」

13日、ソウル・三清(サムチョン)洞のあるカフェで会ったイ・ソンミンは、『ハンサムガイズ』で自身が演じたジェピルのキャラクターを作っていった過程をこのように説明した。 『ハンサムガイズ』は、大工として働きながらためたお金で、地方の人里離れたところにある古い家を買い入れたジェピルとサングの物語だ。サング役は、イ・サンミンと『KCIA 南山の部長たち』(2020)でタッグを組んだイ・ヒジュンが務めた。
ジェピルとサングはついに田園生活の夢を叶えるが、地下室に眠っていた幽霊が目を覚まし、想像もできない恐ろしい事件を経験する。
『ハンサムガイズ』は、イ・ソンミンとイ・ヒジュンのコンビが物語をリードする。イ・ソンミンは、「(ジェピルとサングの)アンサンブルにも神経を使った」と打ち明けた。 2人の俳優の息はぴったりだ。誰が見ても険悪なルックスのジェピルとサングが、お互いにハンサムだと褒める場面では、自然と笑いが出る。
「イ・ヒジュン俳優とは昔、コメディー演劇を一緒にやった。サッカー選手にそれぞれポジションがあるように、イ・ヒジュン俳優とアンサンブルを合わせるのは、もう慣れている。誰かが攻撃をすれば、誰かは守備をする。あうんの呼吸があるので作業がスムーズだ」 彼は「イ・ヒジュンの愚直さと誠実さは昔の演劇をしていた時代のままだった」とし、「本当にすごい人だ。今回、一緒に演技した過程が楽しかった」と述べた。
今回の映画でイ・ソンミンは、決心して壊れるような演技を披露する。「財閥の末息子」のチン・ヤンチョルや、千万映画『ソウルの春』(2023)の戒厳司令官チョン・サンホのような、慎重なキャラクターで記憶される彼には破格的な変身だ。 「今までたくさんの作品に出演したが、『こんなイメージの俳優になりたい』、『自分のイメージをこのように作っていきたい』と思ったことはない。これからもそうだと思う。シナリオを読みながら、『私が演じられるキャラクターなのか』。それだけを考えている」
『ハンサムガイズ』のようなコメディーをもっとやってみたいという彼は、コメディー演技の難しさも吐露した。 「撮影現場では、笑いがどっと起きたが、果たして観客にもそのまま伝えられるか不確実だ。それが一番怖い。笑いが爆発しなければならない場面で、観客が笑わない可能性があると考えると、背中から冷や汗が出る」
『ハンサムガイズ』は、ナム監督のデビュー作だ。イ・ソンミンはナム監督について、「劇中に起こる事件に対しての伏線が全てにおいてあり、それらがパズルのようにぴったり合うのを見ながら、『こういう計算をしたんだな、賢い人だな』と思った」と賞賛した。
慶尚北道(キョンサンプクト)奉化(ポンファ)出身のイ・ソンミンは、20歳で栄州(ヨンジュ)にある小さな劇団に入り演技を始めた。大邱(テグ)の演劇舞台で修練期を送った彼はソウルに上京し、演劇やドラマ、映画を行き来しながら演技力を認められた。
自分に厳しい彼にとっては、心残りな作品もある。あるドラマで演じたタクシー運転手役について彼は、「本当に気が小さいキャラクターだったが、私がそこまで表現できなかった」と打ち明けた。
彼は、『ハンサムガイズ』で見せた演技については、「自ら『私はここまでできるのか』と思うほど、満足できた」と笑った。

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