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“K-カルチャーを世界に知らせる”…国際文化政策の戦略発表

2024年05月24日

韓国政府が海外にある韓国文化院を、韓国文化の前哨基地にして、役割を強化することにした。
文化体育観光部は23日、このような内容を盛り込んだ「国際文化政策推進戦略」を発表した。
戦略によると、まず世界34か国にある韓国文化院の機能を強化するという。

文化院の評価を強化し、文化院で運営プログラムを自主的に企画し、活性化させることが核心だ。
韓国文化院がない地域では、世宗(セジョン)学堂がその役割をできるように、機能を段階的に拡大する予定だ。
文化体育観光部はまた、文化コンテンツ輸出もK-POPからさらに伝統文化や工芸、ファッション、出版まで、多角化させる計画だ。
そのため今年、シンガポールやインド、オーストラリア、スペインなど10か所にビジネスセンターを新たに作り、2027年までには50か所になる見通しだ。
これと共に政府が乗り出して、海外進出を望むコンテンツ企業に、契約検討とマーケティング戦略諮問などを行い、新しい市場に対する情報提供をする方針だという。
輸出基盤作りのために、金融支援や著作権保護支援、コンテンツ翻訳人材の専門人材養成も拡大する。
ここに、海外で伝統文化や創作オペラなど、韓国文化を知らせるプログラム「コリア・シーズン」を拡大し、年間10か国前後の対象国を選定して開催し、別途の総括芸術監督も選任することにした。
今回の戦略は、2月の国際文化広報政策室の新設後、文化芸術やコンテンツ、観光など、世界機関との協議を経て作った。
文化体育観光部のユ・インチョン長官は、「韓国文化に対しる全世界的な関心が高まった」とし、「K-カルチャーの海外拡散を支援し、われわれの文化の魅力を世界に知らせることが目標だ」と説明した。

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