ソン・ガンホ、「第76回カンヌ映画祭」の主演女優賞のプレゼンターに…「すべての受賞者に敬意を表する」
2023年05月29日

昨年、カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した俳優のソン・ガンホが、今年はプレゼンターとしてカンヌの舞台に上った。
ソン・ガンホは27日(現地時間)、カンヌのリュミエール大劇場で開かれた「第76回カンヌ国際映画祭」の授賞式で主演女優賞を授与した。
客席に向かって手を振りながら登場した彼は、フランス語で「メルシーボークー(Merci beaucoup、本当にありがとうございます)」とコメント。客席を埋め尽くした映画人たちは、拍手で彼を歓迎した。
ソン・ガンホは、「光栄な場で皆さんにごあいさつすることができ、うれしい」としながら、「俳優や芸術家の人生は、考えてみると喜びと苦痛の時間の共存のように思う」と述べた。
さらに「この舞台上の喜びのために、その長い苦痛の時間を我慢し耐えているのだと思う。今日受賞なさったすべての方に敬意を表する」と付け加えた。
彼は、審査委員団が受賞者と指名したトルコの俳優メルヴェ・ディズダルに賞牌を渡し、授賞台に案内した。メルヴェ・ディズダルが受賞感想を述べる間、拍手を送りながら彼女を激励した。
ソン・ガンホは昨年、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』で韓国俳優としては初めて、カンヌ映画祭の主演男優賞を受賞。
今年は、彼が主演したキム・ジウン監督の『クモの巣(原題:거미집)』でカンヌ映画祭の非コンペティション部門に招待され、再びカンヌ入りを果たした。ソン・ガンホがカンヌに招待されたのは、今年で8度目となる。