EXOのスホやRed Velvetのスルギ…練習生期間が長かった“大器晩成型”のスターたち
2020年03月06日

世界中のファンたちを魅了しグローバルな人気を博す韓国アイドルグループたち。しかし、アイドルグループのメンバーになるまでの過程はそう順調ではない。
短くても半年、長くて7年の厳しい練習生時代を耐えて初めてデビューができるからだ。
そこで、長い練習生期間を黙々と耐えてデビューしたスターたちを調べてみた。
芸能高校を舞台にしたドラマ「ドリームハイ」では劇中、キム・スヒョンが演じたソン・サムドンが「勝算がなくても諦めない。チャンスは僕にもあるのでは。僕は絶対に諦めない」と述べるシーンがある。
終わりがないような長い練習生期間を耐えてデビューに成功したアイドルのメンバーたち。
現在活動中のアイドルグループメンバーの中には、デビューの後に活動した期間より練習生期間が長かったスターも多く存在する。
「メンバー、両親、EXOのファンの皆さん、心からありがとうございます」
ボーイズグループEXOのメンバーであり、俳優としても活発に活動しているスホは、「ミュージックバンク」で初めて1位のトロフィーを手にした日、とりわけ多くの涙を流して注目を集めた。
タレントのホン・ジンギョンが進行を務めるラジオ番組に出演した時も、「僕が練習生生活を長く過ごしたので」と言いながら、その期間がほとんど6、7年だったことを明かし話題を集めた。
ホン・ジンギョンが「デビューして成功した仲間を見ると不安もあったでしょう」と尋ねると、「不安や羨ましい気持ちもあったが、人それぞれに時期があるからだと言い聞かせ、自分の好きな音楽をずっと勉強しながら、一生懸命磨き上げた」と胸を張った。
そんなスホが大人気アイドルに成長できたのは、たゆまぬ自己開発と努力の賜物だろう。
一方、メンバー全員、練習生期間が長いことで知られているガールズグループRed Velvet。
その中でスルギは中学校1年生の時からおよそ7年の間、練習生生活を送った。
音楽番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に出演した時にはMCのユ・ヒヨルから、「練習生の姿勢やノウハウは?」と問われたスルギは、「まず思春期が来たらダメだと思う」としながら、「なぜなら、思春期が来たら反抗心もあり、自分がすることに対する明確な目的が少し消えてしまい、辞めるとかやらないとか言うようになる」と述べ、皆を納得させたことがある。
ただ夢への情熱だけで厳しい練習生時代を耐えたスルギだが、そんな彼女にもある日危機が襲ってきたようだ。
彼女はあるラジオ番組で、「メンバーがまだ構成されていない時は大変だった。またスランプが来た時が一番辛かったと思う」と当時を振り返った。
そして、厳しい練習生時代を乗り越えて成功したスターがもう1人。期間限定ユニットWanna One出身で、さわやかではつらつとした魅力のユン・ジソン。
彼はなんと7年間も練習生生活を続けてきたそうだ。
バラエティ番組「ハッピートゥゲザー シーズン3」では、「7年間ずっとコシウォン(受験などのための簡易宿泊所)で暮らしていた、半地下の」と告白し皆を驚かせた。
MCのキム・スヨンが「冬にはボイラーはちゃんと入ってきたの?」と心配すると、彼は「コシウォンは個別暖房ではなく建物全体で1台。真冬なのにこれが故障した。ぶるぶる震えながら寝ていたが死にそうだった」と振り返った。
さらに、「明日凍死するのではと思った。ガスで暖まるのでお湯は出る。水を出しっ放しにしておいて服を全部脱いで、その水に当たりながら寝た。とても寒かったので1、2時間でも体を温めようと必死だった」と壮絶な過去を告白した。
そんな苦しい生活の中で歌手の夢を育てたユン・ジソンにとって大人気アイドルに生まれ変わってから、一番幸せな瞬間はどんな時なのだろうか。
彼が「デパートのような所に行って値段を見ずに、『お母さん大丈夫、ここにあるもの全部買っていいよ』という感じのシチュエーション」だと茶目っ気たっぷりに語る姿に、出演者からも笑いがあふれた。
四字熟語に「大器晩成」という言葉があるように、成功するためには多くの努力と時間が必要だ。
夢に対する熱情で今日も黙々と頑張っているスターたちの素敵な未来を皆で応援していこう。