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イ・ソンミン、『MR.ZOO』と『南山の部長たち』、趣が異なる出演映画が同時公開、「正直プレッシャーだ」

2020年01月21日

俳優のイ・ソンミンが、全く異なる2本の映画で同時に旧正月の連休、観客の元を訪れる。
『MR.ZOO:消えたVIP(以下、MR.ZOO、原題:미스터 주: 사라진 VIP)』では動物と言葉が通じる情報局要員としてコミカルな演技を繰り広げ、『南山の部長たち(原題:남산의 부장들)』では実在の人物である“パク・トン”に扮し、重みのある存在感を発揮する。
20日、ソウル鍾路区(チョンノク)三清洞(サムチョンドン)で会ったイ・ソンミンは「まったく違うキャラクターを同時に披露することに対してプレッシャーが大きい」と打ち明けながら笑みを浮かべた。
そして「映画2本が同時に公開されると聞いた時すごく戸惑った。でも『MR.ZOO』と『南山の部長たち』の観客のターゲットが違うから」と語った。
『MR.ZOO』は家族で楽しめる映画だと強調した彼は、「台本を初めて受け取った時から、不思議でかわいい作業になると思った。温もりも感じた」と振り返った。
また「“うんこ”を踏むシーンを観た時に『あ、これは子どもたちの映画だ』と思った。子どもたちは“うんこ”という言葉が出るだけで笑うでしょう。家族映画なので私はほほえましい気持ちで観た。ただコメディ映画だとは思わなかった」と説明した。
『MR.ZOO』にはイ・ソンミンが演じたチュ・テジュのパートナーの軍犬アリー(ドイツシェパード)からパンダ、オウム、ゴリラ、ハムスターなど数多くの動物たちが登場する。アリー以外は、ほぼCG(コンピューター・グラフィックス)で作られた。このためイ・ソンミンは今回の映画の作業を「緑色のボールと緑色の人間たちとともに行った」と表現した。
そして「実際、俳優の目を見て行う演技ではなかったので、魂が吸い取られる気分になったりもした。これから映画の技術が良くなればなるほど、避けることができない俳優の宿命だとも思った。ポジティブな点といえば、韓国映画の技術がここまで来たことだろう。『MR.ZOO』と同じようなジャンルの映画がさらに発展した姿で出てくることを期待している」と述べた。
アリーとの演技も並大抵ではなかったという。
イ・ソンミンは「アリーとの演技にも予想外の出来事が多かった。アリーが適当なタイミングで私を見てくれないといけないが、見てくれない時はその隙間を埋めなくてはならなかった。アリーは今回が初めての演技挑戦だったが、よく訓練されていて勇猛だった。集中している時は、よほどのことがない限り他の所を見なかった」と説明した。
動物を嫌っていたが、アリーを通じて徐々に心を開いていくチュ・テジュのように、イ・ソンミンも作品を通じて動物がさらに好きになったという。
彼は「初めてアリーに会った時は唾液が一度付くたびに手を洗っていたが、後半には接触する上で何の問題もなくなった。チュ・テジュのような潔癖症だったわけではないが、アリーに心を開いていく過程が私と似ていた。チュ・テジュの部下役だったペ・ジョンナムの家には犬がいたから頻繁に行かなかったが、今は遊びに行ってソファーで犬と一緒に座ったりもする」と明かした。
『南山の部長たち』では『MR.ZOO』での姿はまったく垣間見ることができない。パク・チョンヒ元大統領と並外れたシンクロ率を見せる。「これは扮装の力を借りた」とイ・ソンミンは伝えた。
「実在の人物をそっくり真似る演技は初めてだった。なにしろキャラクターが我々の頭の中に刻まれた実在の人物なので、やってみたい衝動に駆られた。ドラマなどでパク元大統領を演じた俳優たちは、ほぼ似ている方々が演じていたが、私はシンクロ率が合わなかった。悩んだ末に扮装してみることにした。歯に矯正器具を付けて発音するのが大変だった。ヘアスタイルも似せて、衣装も実際に当時、パク元大統領の服を仕立てていた方にお願いして作ってもらった」と説明した。
また「ドキュメンタリーなどをたくさん見て、その方のジェスチャーや歩き方を真似した。言葉も似せようと思ったが、そこまではできなかった気がする。あともっと痩せたら良かったがそれもできなかった(笑)個人的に歩き方と後ろ姿が気に入っている。私が見ても似ていた」と付け加えた。
実際の事件を扱った政治ドラマだが、彼は「人物自体に集中すれば政治的に見えないと思う」と強調した。

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