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今、韓国で流行の「ニュートロ」とは…世代を超えた新しいレトロブームに迫る

2020年01月21日

今、韓国では新しさ(New)とレトロ(Retro)を合わせた新造語「ニュートロ」の人気が著しい。
これは、時代遅れや旬を過ぎたものとして扱われてきたひと昔前の文化を新しく楽しむ現状を意味している。
中高年には懐かしさを、若い世代には新鮮な楽しさを与える「ニュートロ」の現場を覗いてみよう。
ターンテーブルの上で回るLP盤に合わせて、懐かしさいっぱいの曲が流れてくる…。
そんなLP盤を鑑賞して購入することができるショップがある。
1回のクリックで簡単に音楽を消費することができる時代だが、1日1500人ほどがこのショップに足を運ぶという。
韓国のLP販売量も昨年60万枚程度を記録し、3年前より2倍以上増えている。
ショップに訪れた20代の女性は「最近はストリーミングで音楽を聞くことが多いが、それよりは、もう少し真心を込めて音楽を聞く気持ちになる」と述べた。
一方、主に年配の人々が訪れていたソウル・東廟(トンミョ)の露店通りは、今、若いファッションリーダーたちがどっぷりハマっている。
うず高く積み重ねられた色あせた服の束。まるで宝探しのように、自分の好みに合う服を選ぶ楽しさがある。
京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)から訪れた二十歳の女性は「ビンテージの雰囲気は20代の人たちが着ると、とても魅力的だと思う」と語る。
1900年代後半を再現した通りや商店も人気だ。
壁面いっぱいの昔の映画ポスターや案内文、古びているが見慣れた昔の看板たちは、どこか情感にあふれ、子どもの頃ハマったゲーム機などは最近の子どもたちも一気に虜にする。
全羅北道(チョルラプクト)群山市(グンサンシ)の42歳の男性は「小さい頃の自分の姿を見ているようだ」とコメントした。
ソウル市鍾路区(チョンノク)の11歳の女の子は「初めは面白くなさそうと思ったけど、今はすっかりハマっている」と目を輝かせた。
中高年層にノスタルジーを呼び起こすだけでなく、若い年齢層もともに楽しめる点から「ニュートロ」は「レトロ」とは異なると評されている。
デジタルとアナログ世代を繋いだ「ニュートロ」の人気はしばらく続く見通しだ。

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