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『がんばって、ミスター・リー』のパク・ヘジュン、「本来の姿をお見せしたかった」

2019年09月11日

「私の本来の姿をお見せできる役柄でうれしかった」
多くの観客は俳優パク・ヘジュンを悪役として記憶する。彼がスクリーンで人気を集め始めた映画『火車 HELPLESS』(2012)から、『毒戦 BELIEVER』(2018)や『チョ・ピロ 怒りの逆襲』(2019)にいたるまで、パク・ヘジュンは悪役に最適な俳優として認識された。
そんな彼が今月11日に公開する映画『がんばって、ミスター・リー(原題:힘을 내요, 미스터 리)』でコメディに挑戦し、先月公開した『ユ・ヨルの音楽アルバム(原題:유열의 음악앨범)』では和やかなイケメン社長に変身した。
10日の午後、ソウル・鍾路区(チョンノク)三清洞(サンチョンドン)で会ったパク・ヘジュンは「このような力を抜いた演技をずっとやりたかった」と打ち明けた。
『がんばって、ミスター・リー』でパク・ヘジュンが演じたヨンスは非常に頼りない兄チョルス(チャ・スンウォン)を寝ても覚めても心配する弟だ。妻から怒られ、娘に対しても威厳がない家長だが、兄を愛する心だけは最高だ。
彼は「『チョ・ピロ 怒りの逆襲』や『毒戦 BELIEVER』を相次いで撮影したが、後で後遺症が少しやってきた。『私はもともとこんな人じゃないのに…』と。『がんばって、ミスター・リー』を初めて提案された時「これからはこういう役も見せていかなくては」と思った。気楽に私の本質的な姿をお見せでき、また状況に合わせて自然に演技がしてみたかった。今回の映画は、ただ面白いだけのコメディ映画ではなく、人の心を動かす映画。それが清くて純粋でよかった」と振り返る。
かといって悪役に対する欲がなくなったのではないとパク・ヘジュンは笑った。
その理由を彼は「今でも少し極限に行った悪役に対する欲はある。実は悪役が私の中の欲望を引き出すので楽な部分もある。映画的な表現なので悪いことをしても法的に制裁を受けずに自由でいられる。現実ではできないが間接経験をすることになるからだ」と述べた。
ブランド物の服を着て登場するヨンスをパク・ヘジュンとイ・ゲビョク監督は“虚勢を張る人物”と設定した。
パク・ヘジュンは「もしヨンスがウンヒ(チョン・ヘビン)のような妻に会わなかったら虚勢が多い人物だろうと思った。自己満足のために“コピー”のブランド服を着て、その欲望を解決する設定にした。ヨンスの性格は特に作らなかった。娘や妻、嫁の実母などとの関係がこのキャラクターを作り上げると思ったからだ」と説明した。
チョルスを演じたチャ・スンウォンに対しては「映画を見てからチャ・スンウォンさんではないチョルスは思い浮かばなかった」と述べた。
彼は「私がチョルスを引き受けたらチャ・スンウォンさんのようにはできなかったと思う。今のチョルスが好きだ。誰が演じても過度に見えないのが大変なのに、先輩がこの映画のスタイルに合わせてうまく具現化したようだ」と強調した。
劇中、兄弟として登場する2人が似ているという言葉には「先輩は全国区のルックス、私は地方のルックス」と笑いを誘った。
演劇舞台から活躍していたパク・ヘジュンは『火車 HELPLESS』で映画に出演した後、以降映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』(2013)、『女は冷たい嘘をつく』(2016)、『4位(原題:4등)』(2016)、『代立軍 ウォリアーズ・オブ・ドーン』(2017)や、数々のドラマ作品に出演した。現在放送中のSF・ファンタジードラマでも視聴者たちに会っており、最近、映画『第8日の夜(原題:제8일의 밤)』の撮影を終えた。
「映画デビュー作となる『火車 HELPLESS』以後7年ほど経ったが、今の姿は想像できなかった。私がこうして演じることだけでも不思議だった。実は今も、多くを知らない」と笑みを浮かべた。

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